Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内SaaS型セキュリティソフト市場規模、2016年は148億円に拡大 - IDC予測

2011年の国内SaaS型セキュリティソフトウェアは、前年比成長率19.9%と堅調に推移し、市場規模は72億円に拡大した。

IDC Japanが取りまとめたもので、売上額の割合を機能別に見ると、「セキュアコンテンツ/脅威管理市場」が54.6%を占めた。続く「アイデンティティ/アクセス管理市場」も41.3%にのぼっており、この2分野で9割以上を占める。

標的型攻撃の増加により、ウイルス対策ソフトの更新管理に対する重要性が高まっているほか、クラウドの利用拡大による認証の標準化や連携、災害時の事業継続性への対応など、引き続き安定した需要が見込まれ、2011年から2016年の年間平均成長率は15.5%となる見通し。同社では2016年の市場規模を148億円と予測している。

(Security NEXT - 2012/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
CybereasonとTrustwaveが戦略的合併 - 変化が激しい脅威へ対抗
SophosがSecureworksを買収 - 技術を統合、MDRとXDRの提供を加速
セキュ企業がセキュ企業へ出資する国内ファンド - ミドル以降中心に約30社へ
主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満
日立システムズ、セキュアブレインを吸収合併 - MSS事業拡大に注力
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
電子政府が推奨する「CRYPTREC暗号リスト」が改定
2020年度の国内WAF市場、前年度比15.9%増
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」