IEゼロデイ脆弱性の影響大、解消するまで他ブラウザを - NTTデータ先端技術が検証
「Internet Explorer」に存在する未修正の脆弱性について検証を実施したNTTデータ先端技術は、システムへ与える影響が大きいことから、一時的に使用するブラウザを他ブラウザへ変更するよう推奨している。
問題の脆弱性は、「CMshtmlEd::Exec関数」の処理に存在するもので、メモリ破壊により任意のコードを実行されるおそれがある。Microsoftでは問題を把握しており、修正プログラムを準備を進めている。
今回脆弱性が明らかになったことを受け、NTTデータ先端技術では検証システムを用意。悪意のあるウェブページを閲覧させることにより端末上で攻撃コードを実行させてシステムを奪取、攻撃者がターゲットとした端末をリモートより制御可能となることを確認した。
同社は、今回の脆弱性についてシステムに与える影響が大きいと指摘。修正プログラムを適用するまで、一時的に使用するブラウザを変更することを推奨している。
(Security NEXT - 2012/09/18 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
中国複数グループが「ToolShell」攻撃を展開 - 攻撃拡大に懸念