トレンド、コンシューマ事業を刷新 - デジタルライフ支援に注力
トレンドマイクロは、グローバルコンシューマ事業を刷新し、これまでセキュリティ対策ソフトの開発に集中させてきた開発リソースを、デジタルライフ支援事業へ拡大させるあらたなビジネス戦略を発表した。
コンシューマ向け市場においてセキュリティ対策ソフト以外の事業分野に乗り出すもので、具体的には、「デバイス」「データ」「プライバシー」「ファミリー」の4分野をおもな事業領域として、ソフトウェアやハードウェア、サービスを組み合わせたソリューションを投入していく。
まずは同社売上の6割以上を占める国内市場において、新分野のビジネスを開拓し、他地域を牽引。欧米では、量販店の既存チャネルにくわえ、通信、サービス事業者との協業を強化するほか、アジア太平洋および南米の新興国市場では、モバイルの普及にともなうビジネスの拡大を目指す。
同展開にあたり、同社副社長の大三川彰彦氏が全世界のコンシューマビジネスを統括。全世界の総売上高を2011年の実績から3年後の2014年に25%増、5年後の2016年には45%増を目指すという。
開発体制については、パソコン向けのセキュリティ対策ソフトのリソースを「インターネットセキュリティ」「モバイル」および新設する「ホーム&データマネジメント」に分割。新設分野に約100人の人員を割り当てる。
(Security NEXT - 2012/07/31 )
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