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顧客情報含む帳票を委託業者が誤って廃棄文書に混入 - 新生銀

新生銀行において、文書保管を委託している業者の手違いにより、顧客の帳票を保存箱ごと誤って廃棄文書とともに処分していたことがわかった。

誤廃棄されたのは、2000年10月から12月の間に作成された個人顧客向けの定期預金受入票。顧客の氏名、口座番号、定期預金設定金額などが記載されていた。件数については300件程度と見られているが、顧客の特定はできていない。

札幌支店において5月18日に、文書の保管を委託している倉庫業者が、積み下ろし作業中に文書箱1箱を誤って他社の廃棄文書箱に混入させたことから、翌日廃棄業者に引き渡し、処分された。5月分の倉庫入出庫明細で入庫数と出庫数に差異があり、作業を監視するカメラの映像から混入していたことが判明したという。

文書は廃棄されたため、外部流出の可能性は低いとしており、対象となる顧客の定期預金についても影響ないと説明している。

(Security NEXT - 2012/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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