12%がスマホのマルウェア感染やルート化端末によるトラブルを経験 - ネットスター調査
スマートデバイスを利用する企業の約1割が、マルウェア感染やルート化によるトラブルを経験していることがネットスターの調査でわかった。
同社が4月27日から5月8日にかけて、スマートデバイスとURLフィルタリングを導入している法人のシステム管理者を対象に、インターネット上で実施したアンケート調査により判明したもの。有効回答数は591。
利用端末のOSは、スマートフォンでは「Android」が41.1%でトップとなる一方、タブレット端末では「iOS」が41.6%で逆転している。
スマートデバイスで実施しているセキュリティ対策としては、「ウイルス対策」が45.3%で最多。「盗難、紛失対策(41.3%)」「URLフィルタリング(39.8%)」が続く。目的としては、「不正コード侵入防止(69.9%)」や「情報漏えい防止(64.4%)」を挙げる声が多い。
一方で、OSごとに実施内容の傾向が異なり、「Android」では、「ウイルス対策」を挙げる回答が多かったのに対し、iOSでは「盗難、紛失対策」に力を入れていた企業が多い。またiOSでは「対策していない」との回答も目立ったという。
現時点で対策を実施していないシステム管理者も7割以上がセキュリティ対策を必要と考えていた
が、「台数が少ない」や「導入したいサービスがない」といった理由で未導入だったという。
利用してみたいサービスは、「価格が安い(49.6%)」「使い勝手がよい(46.9%)」「OS関係なく一括管理できる(40.7%)」ことへの関心が高い。
トラブルについては、ウイルス感染やOS管理権限を取得したデバイスによるトラブルを12%が経験。スマートフォンでは「iPhone」が13.7%でもっとも多かったが、タブレット端末ではAndroid搭載タブレットが17.6%で最多となり傾向が異なっている。
(Security NEXT - 2012/07/05 )
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