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PHPが再度アップデート - 攻撃手法公開済みでJPCERT/CCが注意喚起

The PHP Groupは、「PHP 5.4.3」「PHP 5.3.13」を公開した。すべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。

5月3日に公開したアップデート「PHP 5.3.12」「PHP 5.4.2」で対応した「CVE-2012-1823」において対応しきれていなかったCGIモードの利用時の脆弱性「CVE-2012-2311」を解消したもの。同脆弱性は「mod_php」php-fpm」利用時は影響を受けない。

また「PHP 5.4.3」については、「apache_request_headers()」関数に存在するバッファオーバーフローが発生する脆弱性についても修正を行った。

今回の脆弱性に関し、JPCERTコーディネーションセンターでは、すでに攻撃手法が一般的に公開されていると指摘。「確認方法」を案内しており、利用者に脆弱性の影響を受けないか確認し、アップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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