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「Oracle Database」に深刻な脆弱性 - 回避策が公開

「Oracleデータベース」のコンポーネントである「TNSリスナー」に、認証なしにデータを登録できる脆弱性が判明した。対処法はなく、同社やJVNにて注意喚起が行われている。

「Oracle Database 11g」や「同10g」に、データベースへデータが登録できる脆弱性「CVE-2012-1675」が判明したもの。登録済みのデータベースインスタンス名を使ってサービスを登録でき、中間者攻撃が行われるおそれがあるもので、認証を必要とせず、リモートから攻撃が可能となる。

さらに「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle E-Business Suite」なども影響があり、現時点で脆弱性の修正方法はなく、回避策が案内されている。

(Security NEXT - 2012/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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