Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Dropbox」を悪用する攻撃に注意 - リンク先がマルウェアのことも

人気オンラインストレージサービスである「Dropbox」が、スパムやマルウェアの配布に悪用されるケースを確認しているとして、シマンテックが注意を呼びかけている。

スパムによる攻撃では、「Dropbox」の公開領域にHTMLファイルを設置。さらにURL短縮機能を悪用して医薬品販売サイトへ誘導していた。同社では48時間に重複を含まない1200件のURLを確認しており、「Dropbox」へ通報、URLリストを提供したという。

また「Dropbox」上にトロイの木馬を保存し、メール上のリンクをクリックさせて感染させようとする攻撃をシマンテックでは確認している。「Dropbox」は利用者が増加しており、URLを信頼できると勘違いしているユーザーもいるとして同社は懸念を示している。

「Dropbox」のような著名なサービスに限らず、ユーザーがコンテンツをアップロードして公開できるサイトでは同様の攻撃に悪用される可能性があると同社は指摘、警戒を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
外部審査員がサポート詐欺被害、PC内に審査情報 - JARI-RB
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
不正アクセスで保有データが外部に流出 - アークシステムワークス
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」
都立図書館のメルアカに大量の不達メール - 不正アクセスか
ランサムで複数システムが停止、従業員情報など流出 - 日邦バルブ
ランサム感染でネットワーク遮断、授業は継続 - 宮学女大
NICT、「CYDER」の開催日程を発表 - 初級コースが受付開始
約6万件のスパム、森林研究所メルアカが不正利用 - 富山県