アンラボ、2012年におけるスマホの脅威を予測 - 改ざんサイト経由の攻撃やボットネットが本格化
アンラボは、2012年におけるスマートフォンの脅威について見通しを示した。アプリやOSの脆弱性を悪用する攻撃や、ボットネットの本格化などを挙げている。
同社は、スマートフォンのユーザーが増加し、モバイル端末でウェブサイトを閲覧する機会が増えることから、ウェブサイトの改ざんにより攻撃が行われる可能性があると指摘。
ウェブサイト経由でアプリの脆弱性を攻撃し、多数ユーザーに感染させるリスクが高まっているとし、SNSやメールアプリの脆弱性も悪用されるおそれがあるという。
さらにOSのカーネルを攻撃してroot権限を取得する技術の進化や、いわゆる「ゾンビ化」したスマートフォンによるボットネットが本格化するとの予測を示している。
また攻撃地域についても変化するとし、2011年は、おもにヨーロッパ、ロシア、中国を対象としたマルウェアが中心だったが、それ以外の地域でもスマートフォン利用者が増加している地域では、今後攻撃の対象となるおそれがあると警告している。
(Security NEXT - 2012/01/06 )
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