知人からのSNSメッセージ、約半数がリンクに無警戒 - トレンド調査
親しい友人や知人からソーシャルネットワークサービス経由で届いたメッセージに含まれるURLを、特に気にせずリンクをクリックしてしまうユーザーが半数近くに上ることがわかった。
リアルの友人であるほど警戒が薄れる傾向に(グラフ:トレンドマイクロ)
トレンドマイクロが、6月28日から6月30日にかけて12歳以上の国内インターネットユーザー618人を対象に、「Twitter」「mixi」「Facebook」などSNSのメッセージサービス内に含まれるURLをクリックする際の意識について、ウェブ上でアンケートを実施し、結果を取りまとめたもの。
直接面識がある知人や友人のメッセージであれば、メッセージ内のリンクを特に気にせずクリックするかとの問いに「同意する」と回答したユーザーは46.7%。さらに「やや同意する(31.7%)」をあわせると78.4%に上っている。
ネットワーク上で知り合った友人や知人のメッセージについて、特に気にせずクリックすることに「同意する」としたユーザーは16%と大きく減少する。「やや同意する」としたユーザーをあわせても47.1%と半数を下回った。
一方33.8%のユーザーは、SNSにより受信したメッセージ内のURLについて、誰であっても警戒してクリックしないことに「同意する」するユーザーは10.5%、「やや同意する」とするユーザーが23.3%で約3分の1にのぼった。
調査を行ったトレンドマイクロは、SNS内のメッセージを利用して、不正サイトへ誘導する手口があると指摘。不審なメッセージであれば即座にクリックしないで周辺へ相談するなど慎重な対応が必要と注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/08/22 )
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