Androidを狙ったマルウェアが活発 - 1カ月で24件が発生
Androidを狙ったマルウェアが増加している。6月の1カ月に24件が確認されており、脆弱性を悪用してroot権限を奪う悪質なマルウェアも登場している。
マカフィーによれば、モバイルデバイスを狙ったマルウェアは1カ月間に47件が確認され、前月の35件から大きく増加。Androidを対象としたマルウェアが24件と半数以上を占め、マカフィーによれば過去最高だったという。
24件のうち新種は3件で、21件は亜種だった。OSの脆弱性を攻撃してroot権限を奪い、端末情報を外部へ送信したり、不正プログラムをインストールする「Android/DroidKungFu」が確認されている。
Android/DroidKungFuの画面
すでに同様の攻撃を行う「Android/DrdDream」が確認されているが、実行ファイルが暗号化されているなど、セキュリティ対策ソフトの検知を逃れるよう巧妙化していた。
残りのマルウェアは、「Java 2 Micro Edition」を対象とするものが14件、Symbian OS 8以前のプラットフォームを対象とするものが5件、Symbian OS 9以降のプラットフォームを対象とするマルウェアが4件確認された。
(Security NEXT - 2011/07/06 )
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