圧縮解凍ソフト「ALZip」にバッファオーバーフローの脆弱性 - IPAが注意喚起
情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターは、圧縮解凍ソフト「ALZip」に脆弱性が見つかったとして、利用者に注意喚起を行った。
ESTsoft Japanが提供する圧縮解凍ソフト「ALZip」におけるmim形式ファイルの取扱いに問題があり、バッファオーバーフローが発生する可能性があるもの。細工されたファイルを「ALZip」を利用して開くと、任意のコードを実行されるおそれがある。
影響を受けるのは、6月21日12時より前にダウンロードされたv8.21およびそれ以前のバージョン。バージョンの変更はないため、自動アップデートは行われないという。
同機構では、共通脆弱性評価システム「CVSS」による深刻度をレベルIIの「警告」とし、ソフトの開発者が提供している修正済みバージョンを早急にインストールするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/06/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
IBMの認証管理製品に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
TrellixのSIEM製品にRCEなど複数脆弱性
「Apache Arrow」のR言語向けパッケージに深刻な脆弱性
ファイル共有ツール「ProjectSend」の脆弱性 - 多くが未修正、悪用も
Zyxel製ファイアウォールに対する脆弱性攻撃に注意 - ランサムの標的に
「Versa Director」に深刻な脆弱性 - 「DB」の規定パスワードが共通
WordPress向けスパム対策プラグインに複数の脆弱性 - すでに攻撃も
「InfluxDB」に全トークンが取得可能となる脆弱性 - 修正を準備中
「Zabbix」に権限昇格が可能となる深刻な脆弱性 - パッチ適用を
QNAP、NAS向けOSやアプリなど30件以上の脆弱性を解消