Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、今月2度目の「Flash Player」アップデート - ウェブ経由のゼロデイ攻撃も

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性が見つかったとして、アップデートを公開した。6月に入って今回が2度目のアップデートとなる。

脆弱性が明らかになったのは、「同10.3.181.23」および以前のバージョンで、「Windows」「Mac」「Linux」「Solaris」に影響がある。さらに、Android端末向けに提供されている「同10.3.185.23」および以前のバージョンも含まれる。ただし、「Adobe Reader」などに含まれる「Authplay.dll」は影響を受けない。

今回見つかったのは、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2011-2110」で、攻撃を受けた場合、システムが乗っ取られる可能性がある。すでに実証コードが出回っており、ウェブページを介した標的型攻撃が発生しているという。

同社では、脆弱性を解消したデスクトップ向けの「同10.3.181.26」とAndroid向けの「同10.3.185.24」を用意しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
「Active! mail」脆弱性の侵害確認方法、引き続き調査
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 4月上旬のアプデで修正済み
大規模言語モデル推論エンジン「vLLM」に深刻な脆弱性
GitLabに3件の脆弱性 - セキュリティアップデートをリリース
F5、四半期定例アドバイザリで脆弱性12件に対処
GeoVision製EOL機器に対する脆弱性攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
RadwareのクラウドWAFに脆弱性 - フィルタ回避のおそれ
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ