Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スパマーが偽URL短縮サービスを開設 - メッセージラボ調査

デバイスをターゲットにしたマルウェアのうち最も多くブロックされたのは、リムーバブルメディア経由で拡散する「W32.Ramnit!html」だった。

スパムメールの割合は全流通メールの75.8%で、前月から2.9ポイント上昇した。増加の背景には、3月のボットネット「Rustock」遮断によるスパム減少の反動と、URL短縮サービスを悪用したあらたなスパム活動の動きがあると分析している。

同社が偽短縮URLサイトの開設を確認したもので、スパムメールには、正規URL短縮サイトのURLにて偽短縮URLサイトへ誘導。同サイト経由して不正サイトへリダイレクトしていたという。

国内の状況を見ると、スパムの割合は72.3%だった。ウイルスメールの割合は1164通に1通で、世界平均を大きく下回っている。

(Security NEXT - 2011/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
「WordPress」関連事故の背景に知識や予算の不足
ウイルス届け出、前年比73.4%増 - 「Emotet」など被害も
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
2019年下半期は1953万件の違反投稿に対応 - LINE
2019年の不正アクセス届出は89件 - 56件で被害
半年でSNS投稿1799万件を非表示に、45%がスパム - LINE
インシデント調査の26%がランサム被害 - 詳細調査で3割強よりAPT痕跡
2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き