深刻な脆弱性を修正した「Adobe Reader」のアップデートが公開に
Adobe Systemsは、「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」に見つかった深刻な脆弱性を解消するアップデートの提供を開始した。
今回のアップデートでは、「Adobe Flash Player」においてすでに修正プログラムが提供されている脆弱性「CVE-2011-0611」を含む2件の脆弱性を修正した。
「CVE-2011-0611」は、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」に含まれるライブラ「Authplay.dll」に脆弱性が含まれており、Windowsプラットフォームを狙った標的型攻撃が発生している。
同社では最新版となる「同X(10.0.3)」および「同9.4.4」を提供開始したが、「Adobe Reader X」のWindows版については、プロテクトモードで攻撃を回避できるとして、6月に予定されている定例アップデートで対応する予定だという。
また今回の脆弱性は「8.x」には含まれていない。UNIXやAndroid向けに提供されている「Adobe Reader 9.x」についても影響を受けないとしている。
(Security NEXT - 2011/04/22 )
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