Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Flash Playerに深刻な脆弱性、すでに悪用も - 米時間15日よりアップデートを提供

Adobe Systemsは、セキュリティアドバイザリを発表し、「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性が含まれていることを明らかにした。「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」についても脆弱性が含まれる。

リモートでコードが実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2011-0611」が明らかになったもの。「Flash Player 10.2.153.1」および以前のバージョンに含まれており、「Windows」「Mac」「Linux」「Solaris」と幅広いプラットフォームが影響を受ける。

また「Android」向けに提供されている「Adobe Flash Player 10.2.156.12」や「Google Chrome」向けの「Adobe Flash Player 10.2.154.25」、および以前のバージョンにも脆弱性が含まれる。

今回明らかになった脆弱性は、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」に同梱されているライブラリ「Authplay.dll」にも存在しており、「同X(10.0.2)」および以前のバージョン、一部プラットフォームを除く「同9.x」が影響を受ける。

(Security NEXT - 2011/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応