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日本赤十字社を装うフィッシング攻撃 - PayPal悪用し震災義援金を詐取

「日本赤十字社」を装い、東日本大震災の義援金を騙し取るフィッシング詐欺サイトが確認された。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

問題のフィッシングサイトは、オンライン決済サービス「Paypal」を利用して金銭を騙し取る詐欺サイトで、英文で記載されている。

サイト内には、「7万5935人により、442万8937ドルが寄付された」などとあたかも実際に義援金を集めているような記載が存在するが、同協議会では日本赤十字社に確認し、無関係のサイトであることを確認している。

問題のフィッシングサイトは稼働中で、同協議会では閉鎖に向けて、JPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

同協議会では、義援金を送付する場合は信頼できるサイトを利用するよう呼びかけており、類似した攻撃を確認した場合は、同協議会まで届けてほしいとアナウンスしている。

(Security NEXT - 2011/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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