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「JRE」にサービス拒否の脆弱性 - 対策ツールを用意、コンシューマーには15日よりパッチ提供

Oracleは、「JRE」および「JDK」にサービス拒否の脆弱性が、含まれているとして、セキュリティアドバイザリを公開した。

サービス拒否が発生する脆弱性「CVE-2010-4476」が判明したもの。脆弱性はすでに公開されており、実証コードが出回っている。「Windows」「Solaris」「Linux」向けに提供している「同6 Update 23」や「同5.0 Update 27」「同1.4.2_29」および以前のバージョンが影響を受ける。

リモートから攻撃が可能なため、同社ではJavaベースのウェブサーバにおける危険性が特に高いとして、修正ツール「Java SE Floating Point Updater Tool」を提供している。

一方同社では、クリティカルパッチアップデート(CPU)を2月15日に控えており、デスクトップへ与える影響は小さいことから、コンシューマーユーザーに対しては、CPUの自動アップデートを待つことを推奨している。

(Security NEXT - 2011/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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