Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェア検出、1日あたり6万件で過去最高 - マカフィー調べ

2010年第3四半期は、1.44秒に1件のあらたなマルウェアが発生しており、マルウェア検出件数が過去最高を記録したことがわかった。

マカフィーが、2010年第3四半期の脅威について取りまとめ、判明したもの。同レポートによれば、2010年はすでに1400万件のマルウェアが確認されており、前年同期を100万件以上上回った。

これは1日あたり平均6万件以上、1.44秒に1件のマルウェアが発見されている計算となり、過去最悪のレベルとなっている。平均2万9000件だった2008年と比較するとすでに2倍以上となっている。

マルウェアの種類を見ると、パスワードを盗み出すトロイの木馬や、リムーバブルメディア経由で感染するワーム、偽セキュリティ対策ソフトが目立っており、Javaの脆弱性を悪用し、改ざんサイト経由で感染するウイルスなどもランキングの上位に入った。

(Security NEXT - 2010/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増