新Gumbler型攻撃の詳細明らかに - JPCERT/CCは関係者に調査依頼
10月に入り、正規サイト経由で感染するあらたなGumbler型攻撃が確認されている問題で、セキュリティベンダー各社は調査状況をアナウンスし、注意を呼びかけている。
感染の原因となったのは、ウェブサイトなどが利用している一部アクセス解析サービスと見られており、解析サービスを利用する正規サイトを通じて感染が広がった。JPCERTコーディネーションセンターでは注意喚起を行うとともに、改ざんされたアクセス解析サービスを提供する事業者へ調査を依頼している。
日本IBMの東京SOCによれば、感染したマルウェアのファイル「mstmp」が外部サーバと大量の通信を行っていていることを9月29日ごろ検知。不正ファイルのダウンロードがピークを迎えたのは12日で、200件以上が検知された。19日以降はピーク時より大きく減少したという。
感染状況については、すでにトレンドマイクロが100社以上から感染報告を受けていることについて公表しているが、緊急対応サービスを展開するラックに対しても複数の相談が寄せられている。
(Security NEXT - 2010/10/29 )
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