Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ENISAによるクラウドの情報セキュリティガイドラインを翻訳 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、EUのクラウドセキュリティに関するガイドラインを翻訳し、公開を開始した。

今回公開したのは、欧州ネットワーク情報セキュリティ庁(ENISA)が2009年11月に発行したクラウドコンピューティングに関するガイドライン「セキュリティ確保のためのフレームワーク」と「情報セキュリティに関わる利点、リスクおよび推奨事項」の2件。EUの特性上、中小企業を配慮した内容になっている。

利用企業やプロバイダ向けに作成された「情報セキュリティ確保のためのフレームワーク」では、クラウドプロバイダに対する質問すべき項目を「人的セキュリティ」をはじめとする10カテゴリーに分割してまとめており、法的責任の範囲についても盛り込んだ。

一方、利用者向けに作成された「情報セキュリティに関わる利点、リスクおよび推奨事項」は、中小企業や個人を対象とした文書。クラウド利用による恩恵やリスクなどセキュリティ情報のガイダンスを提供する。またリスク、脆弱性、資産など、各項目の対訳を収録した。

(Security NEXT - 2010/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
「IaaS」や「PaaS」上の設定不備を診断するサービス
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
高校生徒の写真データ含む私物スマホを紛失 - 大阪府
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
「SECURITY ACTION」の宣言事業者、約4割が効果を実感