Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

新型マスメール型ワーム「WORM_MEYLME.B」が3位に - トレンド週間ランキング

トレンドマイクロは、同社が国内で9月10日から9月16日にかけて発見や感染報告を受けたウイルスの状況について取りまとめた。

首位は「WORM_DOWNAD.AD」。2位には、2003年後半に見つかったトロイの木馬「TROJ_DRAGON.R」が続いた。3位は9月初旬に登場し、「Win32/Visal.B」としても知られるマスメール型ワーム「WORM_MEYLME.B」だった。

同ワームは、「Messaging Application Protocol Interface(MAPI)」を利用してメールを大量送信するほか、ドライブへ自身とともに「autorun.infファイル」を作成するため、同社をはじめとするセキュリティベンダー各社やマイクロソフトが注意喚起を実施していた。

また不正サイトへ誘導したり、ドライブバイダウンロードに悪用される不正なHTML「MAL_HIFRM」が同率で3位だった。同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2010年9月10日から2010年9月16日まで)

1位:WORM_DOWNAD.AD
2位:TROJ_DRAGON.R
3位:MAL_HIFRM
3位:WORM_MEYLME.B
5位:TROJ_BREDO.SMGS
5位:TROJ_BREDOLAB.XN
7位:MAL_OTORUN1
7位:TROJ_BREDOLAB.DI
7位:TROJ_MAILBOT.SM
7位:TROJ_OFICLA.AN
7位:TROJ_VUNDO.MCL

(Security NEXT - 2010/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知