盆明けに「Adobe Reader」のセキュリティアップデートを定例外で公開予定
米Adobe Systemsは、「Adobe Reader」「同Acrobat」のセキュリティアップデートを、定例外となる8月16日の週に提供すると発表した。
同社では、両ソフトについて定期的にセキュリティアップデートを提供しており、次回のアップデートを10月12日に予定していたが、「同9.3.3」「同8.2.3」および以前のバージョンに深刻な脆弱性が存在していることが判明したため、急遽定例外で対応する方針をセキュリティアドバイザリにて示した。
今回のアップデートでは、7月に米国で開催された「Black Hat USA 2010」で指摘を受けた「CVE-2010-2862」についても対処する予定。同脆弱性は、「TrueTypeフォント」の処理に問題があり、悪用された場合、リモートでコードが実行される可能性がある。
今回脆弱性が見つかった「同9.3.3」「同8.2.3」は、同社が6月に定例外のアップデートとして提供したバージョン。当時7月に予定していた定例アップデートのプログラムを含む17件の脆弱性に対応していた。
(Security NEXT - 2010/08/09 )
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