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JPCERT/CC、第三者調整機関として世界で2組織目となるCVE採番機関に

CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)を運営する米MITREは、JPCERTコーディネーションセンターを採番機関「CVE Numbering Authority(CNA)」に6月23日付けで認定した。第三者調整機関として米CERT/CCに次ぐ2組織目。

CVEは脆弱性ごとに採番され、脆弱性情報の識別、管理に利用されている一意の番号。今回のCNA認定により一定の番号が予約され、今後はJPCERT/CCが独自にCVE番号を付与することができる。

JPCERT/CCでは、情報処理推進機構と脆弱性情報を提供する「JVN」を運営しており、従来は国内で報告を受けた脆弱性情報を配信する際、CVE番号を取得するために同社へ採番依頼を行う必要があった。

(Security NEXT - 2010/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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