FlashやAdobe Readerに深刻な脆弱性 - PDFによるゼロデイ攻撃が発生
米Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」や、「Adobe Reader」「同Acrobat」のコンポーネントに深刻な脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公表した。すでに攻撃が確認されているが、アップデートの提供時期は決定していない。
脆弱性が見つかったのは、「Adobe Flash Player 10.0.45.2」を含む以前のバージョン、および「Adobe Reader 9.x」「同Acrobat 9.x」に含まれるコンポーネント「authplay.dll」。すべてのプラットフォームで影響を受ける。
脆弱性が攻撃された場合、システムがクラッシュしてPCが乗っ取られる可能性がある。F-Secureによれば、すでに脆弱性を悪用するPDFファイル「Exploit:W32/Pidief.CPT」が確認されているという。
Adobeではアップデートの提供について決定次第発表する予定。
(Security NEXT - 2010/06/07 )
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