Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

FlashやAdobe Readerに深刻な脆弱性 - PDFによるゼロデイ攻撃が発生

米Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」や、「Adobe Reader」「同Acrobat」のコンポーネントに深刻な脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公表した。すでに攻撃が確認されているが、アップデートの提供時期は決定していない。

脆弱性が見つかったのは、「Adobe Flash Player 10.0.45.2」を含む以前のバージョン、および「Adobe Reader 9.x」「同Acrobat 9.x」に含まれるコンポーネント「authplay.dll」。すべてのプラットフォームで影響を受ける。

脆弱性が攻撃された場合、システムがクラッシュしてPCが乗っ取られる可能性がある。F-Secureによれば、すでに脆弱性を悪用するPDFファイル「Exploit:W32/Pidief.CPT」が確認されているという。

Adobeではアップデートの提供について決定次第発表する予定。

(Security NEXT - 2010/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - アップデート公開、事前緩和策も
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意
米政府、脆弱性6件の悪用に注意喚起 - メールや社内チャットなども標的に
トルコ関与疑われる攻撃グループ、チャット製品にゼロデイ攻撃
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害
「Active! mail」脆弱性の侵害確認方法、引き続き調査
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起