Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

上位2種が入れ替わり新種がランクイン - トレンドマイクロ週間ランキング

トレンドマイクロは、4月5日から4月11日までに国内で感染や発見報告を受けたウイルスの状況について取りまとめた。

「MAL_GUMB-3」がトップとなり、前回トップだった「MAL_OTORUN2」は4位へ順位を落としている。同ウイルスについて詳細は明らかにされていないが、ウェブ経由で検知したとの報告があり、改ざん関連のマルウェアと見られる。

4月5日に確認されたトロイの木馬「TROJ_PANDEX.WP」が2位に続いた。同ウイルスはシステム内のファイルをルートキット「RTKT_PANDEX.TJKE」に置き換える。7位の「TROJ_BUBNIX.SMA」もルートキットの機能を備えている。

また「JS_REDIR.SM」が5位に入ったほか、偽セキュリティ対策ソフト「TROJ_FAKEAV.DLO」「TROJ_FAKEAV.QTA」が同率で7位に入った。同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2010年4月5日から2010年4月11日まで)

1位:MAL_GUMB-3
2位:TROJ_PANDEX.WP
3位:WORM_DOWNAD.AD
4位:MAL_OTORUN2
5位:JS_REDIR.SM
6位:CRYP_MANGLED
7位:MAL_OTORUN1
7位:TROJ_BUBNIX.SMA
7位:TROJ_FAKEAV.DLO
7位:TROJ_FAKEAV.QTA

(Security NEXT - 2010/04/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知