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「Java SE 6 Update 10」以降に未解決の脆弱性 - 回避策の適用を

米Oracleの「Java SE 6 Update 10」以降に含まれる「Java Deployment Toolkit」に脆弱性が存在していることがわかった。

「Java Deployment Toolkit」は、PC上にインストールされた「JRE」のバージョンを検出したり、インストールを支援するプログラム。同プログラムの「NPAPIプラグイン」や「ActiveXコントロール」において、一部関数の引数に対する検証処理が回避される問題があり、任意コードが実行されるおそれがある。

G Data Softwareは、Javaは利用者が多く、広範囲のブラウザが攻撃対象となり、攻撃対象になりやすいと指摘。細工されたページへアクセスしただけで攻撃を受ける可能性があるという。

脆弱性を解消プログラムは4月13日の時点で提供されておらず、セキュリティ関連機関やセキュリティベンダーが「Java Deployment Toolkit」の「プラグイン」や「ActiveX」を停止するなど緩和策の適用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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