Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数セキュリティ対策製品の圧縮ファイル処理で検知回避される脆弱性

複数のセキュリティ対策製品に、圧縮されたファイル内のウイルスを検知できない脆弱性が確認されたとしてセキュリティ関連機関が注意喚起を行っている。

一部製品で「zip」「gzip」「cab」「rar」「7Zip」といった圧縮ファイルのヘッダ情報の処理に問題があり、検知を回避される問題が判明したもので、フィンランドのCERT-FIが12日にアドバイザリを公表した。すでに対応済みのベンダーもある。

情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターでは、国内の対応状況についてJVNを通じて情報の提供を開始している。マカフィーとネットムーブが対象製品がないことを報告したほか、キヤノンITソリューションズは、同社が販売するESET製品において3月17日に対応済みのバージョンをリリースしたことをアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
WP向けプラグイン「Contact Form CFDB7」に深刻な脆弱性
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告