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複数セキュリティ対策製品の圧縮ファイル処理で検知回避される脆弱性

複数のセキュリティ対策製品に、圧縮されたファイル内のウイルスを検知できない脆弱性が確認されたとしてセキュリティ関連機関が注意喚起を行っている。

一部製品で「zip」「gzip」「cab」「rar」「7Zip」といった圧縮ファイルのヘッダ情報の処理に問題があり、検知を回避される問題が判明したもので、フィンランドのCERT-FIが12日にアドバイザリを公表した。すでに対応済みのベンダーもある。

情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターでは、国内の対応状況についてJVNを通じて情報の提供を開始している。マカフィーとネットムーブが対象製品がないことを報告したほか、キヤノンITソリューションズは、同社が販売するESET製品において3月17日に対応済みのバージョンをリリースしたことをアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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