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2009年のフィッシング攻撃、前年から2割弱の増加 - 一部ブランドが集中的に攻撃受ける傾向

一方でプロキシベースの攻撃以外の通常攻撃については、年末にかけて増加。特に10月以降毎月顕著な増加傾向を示し、12月には1万 2454件に達した。6月の6083件に比べると2倍強にあたる数字だが、調査を行っている同社でも、こうした増加の背景はわかっていないという。

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通常攻撃(青)が2009年末にかけて増加した

フィッシング攻撃の対象となった国は、米国が55%、イギリスが31%と極端に多く全体の9割近くを占めた。3位となった5%のイタリアからも大差をつけている。2009年後半は、中国に対する攻撃の増加が観測された。日本は年間を通じて10位圏外だった。

(Security NEXT - 2010/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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