Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

生徒の成績情報含むUSBメモリ紛失、約8カ月間報告を怠る - 足立区立中学校

足立区立第十一中学校において、生徒および卒業生111人の成績情報が保存されたUSBメモリの紛失が発生していたことがわかった。同校は約8カ月間にわたり、教育委員会への報告を怠っていたという。

所在が不明になっているUSBメモリには、2008年度の1年生37人と卒業生74人の成績評価、出欠状況、通知表の所見などが保存されていた。パスワードなどのセキュリティ対策は行われていなかった。

3月21日、成績処理のために教諭がメモリを使用し、保管ケースに戻したが、その後同月23日に再びメモリを使用しようとした際に紛失へ気がついたという。同校では事故判明後、教育委員会へ報告を行っておらず、公表まで約8カ月を要した。

同教委では、報告が行われなかったことについて、「大きな問題」であると指摘。個人情報の管理徹底を指示したという。

(Security NEXT - 2009/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

休暇中に作業、個人情報含むUSBメモリを紛失 - 印西市
患者情報の統計含む資料が所在不明 - 長崎みなとメディカルセンター
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
患者画像など所在不明、調査で持出も判明 - 富山大病院
中学生徒の個人情報含む私物USBメモリを紛失 - 薩摩川内市
個人情報含むUSBメモリが鞄ごと盗難 - 盛岡ガス燃料
新人教育で使用するUSBメモリを紛失、内部に評価表 - 砂川市立病院
小学校で通知表所見含む私物USBメモリを紛失 - むかわ町