Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」などに深刻な脆弱性 - アップデートの提供まもなく

米Adobe Systemsの「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」に深刻な脆弱性が見つかった。まもなく問題を解消するアップデートが公開される見込み。

脆弱性が含まれるのは、両製品における「9.1.3」「8.1.6」「7.1.3」、および以前のバージョン。バージョン9およびバージョン8は、すべてのプラットフォーム、バージョン7ではWindows版とMac版が影響を受ける。

同社のアドバイザリによれば、細工が施されたPDFファイルを開くとリモートでコードが実行されるおそれがあり、すでに標的型攻撃が確認されているという。

同社では13日よりアップデートを提供するとアドバイザリにおいてアナウンスしているが、日本時間13日23時過ぎの時点では提供は開始されておらず、まもなく提供が開始になると見られている。

Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb09-15.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2009/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

学生の就活支援アプリ「OfferBox」に一時脆弱性 - すでに解消済み
「iTunes for Windows」に脆弱性 - アップデートで修正
軽量プロクシ「Tinyproxy」に脆弱性 - 報告者と開発者に溝
ブラウザ「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - 緊急アップデートが公開
「PuTTY」脆弱性、「Citrix Hypervisor」にも影響
米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開
「Citrix Bleed」に対する攻撃増加 - 著名ランサムグループも悪用
「Drupal」の「PWAモジュール」に脆弱性 - 設定変更のおそれ
F5がアドバイザリを公開 - 「BIG-IP」などの複数脆弱性を解消
Veeamのサービスプロバイダ向け管理製品に深刻な脆弱性