Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数製品のTCP/IP実装に脆弱性 - 対象製品増加の可能性も

主要OSのTCP/IPプロトコルの実装に脆弱性が含まれているとして、JPCERTコーディネーションセンターをはじめ、複数のセキュリティ専門機関が注意喚起を行っている。

複数製品にTCP/IPのパケット処理において脆弱性が見つかったもので、ネットワーク経由でサービス不能となる可能性がある。WindowsやRed Hat Linux、Cisco製品などへの影響が明らかになっており、マイクロソフトでは、9月9日に公開したセキュリティ更新プログラムで対応。そのほかのベンダーでセキュリティ更新プログラムの提供を開始している。

JPCERTコーディネーションセンターによれば、今後も同様の脆弱性を含む製品が増加することが予測されるという。また脆弱性に対する攻撃は確認されていないものの、すでに攻撃ツールが公開されているとして、セキュリティ機関では、更新プログラムの適用や回避策の実行を呼びかけている。

JPCERTコーディネーションセンター
http://www.jpcert.or.jp/

(Security NEXT - 2009/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も