脆弱性未解決の旧バージョン「Namazu」を使っていませんか - IPAが注意呼びかけ
情報処理推進機構(IPA)は、Namazu Projectが開発するオープンソースの検索システム「Namazu」について、脆弱性が未修整のシステムが多数サイト上で稼働しているとして注意喚起を行った。
同機構では脆弱性の届け出を受け付けているが、2008年8月ごろより「Namazu」の解決済みである脆弱性について、対応が行われていないサイトが稼働しているとして届け出が増加しているという。
2004年12月に公表済みのクロスサイトスクリプティングの脆弱性は、2009年7月末までに235件のウェブサイトが届けられた。ウェブサイトの内訳は企業が84件ともっとも多いが、地方公共団体も64件と目立っている。政府機関も12件あった。
同機構では、今回の注意呼びかけ以降は、同様のウェブサイトに関する脆弱性について届け出の受理は継続するが取り扱いを終了し、統計情報への活用のみとなる。
Namazu Project
http://www.namazu.org/
情報処理推進機構(IPA)
http://www.ipa.go.jp/
(Security NEXT - 2009/08/20 )
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