「TROJ_SEEKWEL.TO」が初登場トップ - 「MAL_OTORUN2」は2位に
トレンドマイクロは、最近1週間の国内のウイルス感染報告や同社ウイルストラッキングセンターで検知したウイルスの件数などを取りまとめた。
同調査によれば、5月25日に発見された「TROJ_SEEKWEL.TO」が初登場で首位に躍り出た。長らくトップを走っていた「MAL_OTORUN2」が2位へ後退している。
「TROJ_SEEKWEL.TO」は、今回の調査対象となった5月最終週だけで5月の月間ランキングで2位に入るなど急激な感染が報告されている。ウェブ経由で感染し、ユーザーのFTPアカウントを盗聴、さらにサイトの改ざんを行う悪質なトロイの木馬で、トレンドマイクロではダメージ度を「強」に設定している。
同社がまとめた国内外のトップ10は以下のとおり。
国内のウイルス感染および発見報告数(5月25日から5月31日まで)
1位:TROJ_SEEKWEL.TO
2位:MAL_OTORUN2
3位:WORM_DOWNAD.AD
4位:MAL_OTORUN1
5位:POSSIBLE_OLGM-26
6位:TROJ_SMALL.AR
7位:POSSIBLE_VUNDOG
8位:POSSIBLE_HIFRM-5
8位:MAL_OTORUN
10位:MAL_HIFRM-2
10位:HTML_MALSCRIPT.W
10位:CRYP_FAKEAV-12
10位:TROJ_DELFINJE.EK
10位:POSSIBLE_OTORUN8
全世界のウイルス感染および発見報告数(5月29日から6月4日まで)
1位:MAL_OTORUN2
2位:MAL_VUNDO-9
3位:MAL_OTORUN1
4位:CRYP_MANGLED
5位:CRYP_TAP-6
6位:WORM_STRAT.GEN-3
7位:VBS_LOVELETTER.A
8位:MAL_HIFRM
9位:CRYP_OPET-3
10位:POSSIBLE_HIFRM-5
(Security NEXT - 2009/06/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
約3割が過去3年間にサイバー攻撃の被害経験 - ランサムは3.8%
先週注目された記事(2024年5月5日〜2024年5月11日)
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」