Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

時刻取得で利用する「ntpd」に任意のコードが実行されるおそれ

タイムサーバから時刻を取得する「ntpd」においての脆弱性が明らかになった。

情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターが運営する脆弱性情報のポータル「JVN」によれば、一定条件下でOpenSSLをサポートした形でコンパイルした場合に、バッファオーバーフローの脆弱性が発生するという。

影響を受けるのは、「NTP 4.2.4p7」および「NTP 4.2.5p74」より以前のバージョン。第三者がリモートからntpdの権限で、任意のコードを実行できるおそれがある。

アップデートの提供が開始されており、アップデートすることにより脆弱性を回避できるほか、JVNでは「autokeyを無効化する」など回避方法を案内している。

JVN
http://jvn.jp/

(Security NEXT - 2009/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開