Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

時刻取得で利用する「ntpd」に任意のコードが実行されるおそれ

タイムサーバから時刻を取得する「ntpd」においての脆弱性が明らかになった。

情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターが運営する脆弱性情報のポータル「JVN」によれば、一定条件下でOpenSSLをサポートした形でコンパイルした場合に、バッファオーバーフローの脆弱性が発生するという。

影響を受けるのは、「NTP 4.2.4p7」および「NTP 4.2.5p74」より以前のバージョン。第三者がリモートからntpdの権限で、任意のコードを実行できるおそれがある。

アップデートの提供が開始されており、アップデートすることにより脆弱性を回避できるほか、JVNでは「autokeyを無効化する」など回避方法を案内している。

JVN
http://jvn.jp/

(Security NEXT - 2009/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性