Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

5月に入り2回にわたり改ざん被害が発生 - レンタルサーバ事業者

ゼロが運営するレンタルサーバサービス「BIG-server.com」の一部サイトが、2回にわたり改ざんされたことがわかった。ウェブサイト管理者のパソコンから改ざんを行うウイルスが見つかっている。

同社によれば、同社が運営している「maido3.com」が4日15時半ごろに改ざんされ、一部ページに不正なJavaScriptが埋め込まれていたもの。7日に顧客より指摘を受けて判明した。改ざんされたページを閲覧した場合、ウイルスへ感染するおそれがあった。

その後同社では移転作業を行い再開したが。14日になって再び一部ページに改ざんが判明。5月13日18時半ごろにJavaScriptが埋め込まれていることがわかり、再度提供を停止した。

その後の調査により、4日に発生した改ざんについては、管理者のパソコンからウェブサイトを改ざんするウイルスが見つかったという。パスワードなど7日の時点で変更しており、以降の同様の原因による改ざんは発生していないとしている。同社では14日に発生した改ざんについても調査を進めている。

また、心当たりがある利用者に対して、対策をウイルスのチェックなど、パソコンの安全確認を呼びかけている。

BIG-server.com
http://www.maido3.com/

(Security NEXT - 2009/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正