Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルスやスパムなど「豚インフルエンザ」の便乗攻撃が拡大

世界規模での感染拡大が懸念されている「豚インフルエンザ」に便乗したサイバー攻撃が広がっている。

すでに国立感染症研究所を装い、ウイルスが送りつけられるケースが報道されているが、トレンドマイクロによれば、これ以外にも、医薬品を販売する不正サイトへ誘導するスパム、通販事業者による便乗したマーケティング活動などを複数の攻撃が確認されているという。

スパムメールのなかには、「マドンナが豚インフルエンザに感染」といったゴシップ的な内容のものも含まれるという。また添付ファイルを利用した手口は、ZIPファイルのほか、「TROJ_PIDIEF.TY」「TROJ_PIDIEF.UA」など文書ファイルを装うケースや文書作成ソフトといったアプリケーションの脆弱性を狙ったウイルスが発生している。

こうした攻撃は「SARS」や「鳥インフルエンザ」といった攻撃も発生しており、トレンドマイクロでは、今後模倣犯が発生する可能性もあるとして、対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2009/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

災害に便乗する「なりすましメール」に注意呼びかけ - 日本赤十字
女性向け人気衣料ブランドの偽通販サイトに注意 - SNS広告から誘導
臨時IDカードで知人住所を取得、待ち伏せ職員を処分 - 仙台市
フィッシングの報告が増加、悪用されたURLは大幅減
「処理水放出」に便乗するフィッシング - 「1000万円を支払う」と偽サイトへ誘導
「ETC利用照会サービス」装うフィッシング - 自動解約機能に便乗
「ChatGPT」人気に便乗、悪意ある「Androidアプリ」に警戒を
フィッシング攻撃が公共機関メアドを悪用 - 迷惑メール例外設定に便乗か
「マイナポイント無効になる」とだますフィッシング攻撃に注意
米金融機関の破綻に便乗した詐欺に警戒を