ネットバンク不正引出被害が件数ベースで6倍弱に - 平均被害額は大幅縮小
金融庁は、2008年度第3四半期におけるインターネットバンキングの不正払い戻し状況を取りまとめた。
同庁や財務局が報告を受けた被害発生件数をまとめたもの。預金の不正引き出し件数は、2007年度と比較すると発生件数は鈍化しているものの、大きく減少した2008年度第2四半期の6件から再び上昇し、2008年第3四半期は35件となった。これら被害のうち30件は主要銀行に集中しており、地方銀行の3件、信金などの2件と続いた。
一方平均被害額については、前四半期の317万円から33万円と大きく減少。被害に対する補償状況については、31件が調査、検討中として処理方針が決定していない。補償件数は1件にとどまり、のこり3件は補償対象外となっている。
(Security NEXT - 2009/03/23 )
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