三重県、不正アクセスでメール盗聴した職員を処分 - スパイウェアも活用
三重県は、不正アクセスにより他職員宛てのメールを盗み見ていた職員など、複数の職員に対して懲戒処分を行った。
同県によれば、政策部土地・資源室の課長補佐級職員が、2005年10月にユーザーIDやパスワードを不正に利用し、メールを受信できるよう設定の変更を行っていたもの。今年7月までの約3年間にわたり、同県庁のサーバから特定の職員に届くメールを盗み見ており、不正アクセス法違反で略式命令を受けている。
さらに同職員は、2006年4月にキー操作や画面の表示内容を記録する不正プログラムを他職員のパソコンにインストールし、情報を盗み見ていたという。同県では問題の職員に対して1カ月の停職処分とし、当時の監督者に対して文書による注意処分を行った。
また同県では、今年5月に勤務中などに出会い系サイトの退会処理やアダルトサイトの閲覧など私的にPCを利用していた農水商工部農業研究所の課長補佐級職員に対して、停職2カ月の懲戒処分を行っている。
(Security NEXT - 2008/12/19 )
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