NTTデータ・セキュリティがIE脆弱性のレポートを公表 - ウェブ改ざんによる攻撃も確認
「Internet Explorer」に見つかった未解決の脆弱性に対し、ウェブの改ざんなど利用したゼロデイ攻撃が発生している。
IEのデータバインディング処理に含まれる脆弱性に対する攻撃を、NTTデータ・セキュリティが確認したもの。同社では今回の脆弱性について検証レポートをまとめ、注意を呼びかけている。
同社は今回、Windows XPやWindows Server 2003、同2008の各エディションを用意し、IE 6から8までをインストールし、検証を実施。その結果、攻撃者のコンピュータからシステムの制御を奪取できることを実証した。
さらに同社では、SQLインジェクション攻撃によりウェブサイトを改ざん、ウェブサイトへ誘因することで攻撃を行うケースを確認しており、ウェブサイトへアクセスしただけで攻撃を受ける可能性があると危険性を指摘。マイクロソフトが公表している回避策などを実行するよう注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2008/12/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
