「EC-CUBE」にSQLインジェクションの脆弱性 - 個人情報漏洩のおそれも
情報処理推進機構(IPA)は、ロックオンが提供するオープンソースのEコマースサイト構築パッケージ「EC-CUBE」に脆弱性が見つかったとして注意喚起を行った。
同システムの「画像の詳細プログラム」や「届け先入力ページ」をはじめ、複数のSQLインジェクションの脆弱性が見つかったもので、攻撃を受けた場合「EC-CUBE」の管理者権限が取得されて個人情報が漏洩するおそれがある。また郵便番号自動入力処理や届け先情報入力ページにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性も明らかになっている。
同パッケージは10月1日にも脆弱性が公表されているが、今回明らかになった脆弱性とは異なる。ロックオンでは、脆弱性を解消した最新バージョン「EC-CUBE2.3.1」「EC-CUBE1.4.8」を公開しており、アップデートが推奨されている。
EC-CUBE
http://www.ec-cube.net/
ロックオン
http://www.lockon.co.jp/
(Security NEXT - 2008/11/06 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性