Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Serverサービスの脆弱性を狙った標的型攻撃を確認、ワーム発生は否定 - MS

マイクロソフトは、「Serverサービス」の脆弱性を狙った悪用コードが公開されているとして、アドバイザリを公表した。

問題の脆弱性は、「RPCリクエスト」に関する脆弱性(MS08-067)で、「Windows 2000」や「Windows XP」「Windows Server 2003」では、いずれも深刻度を「緊急」、「Windows Vista」や「Windows Server 2008」についても「重要」に設定されている。同社では24日より急遽定例外で更新プログラムの提供を開始している。

同社では限定的としながらも、悪用コードを利用した標的型攻撃の発生を確認しているという。また一部セキュリティベンダーはワームの発生を指摘しているが、同社は、28日に公表したアドバイザリでは、自己繁殖型の攻撃を確認していないとの立場を取っている。

同社では、攻撃から防御するため、早急に「MS08-067」の更新プログラムを適用したり、ファイアウォールの適切な設定を行うなど、同社が公表している緩和策を実施するようアナウンスしている。

(Security NEXT - 2008/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開