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SQLインジェクション攻撃が再燃 - 国内HPの改ざん被害は1万件

SQLインジェクション攻撃による改ざん被害が再び発生している。トレンドマイクロでは、全世界で最大21万、日本国内においても約1万のウェブページで、改ざんの形跡を確認したという。

同社によれば、今回の攻撃はトロイの木馬「TROJ_ASPROX」ファミリーを利用したもので、同ウイルスに感染したPCをウェブプロクシとして踏み台にし、ウェブアプリに対してSQLインジェクション攻撃を行われている。

改ざんされたウェブサイトは、IFRAMEタグが埋め込まれ、閲覧者には不正なJavaScriptがダウンロードされ、マルウェアの多重感染経路となるおそれがある。またダウンロードされるJavaScriptは刻々と変化しており、定義ファイルなどでは対応できない新種や亜種が発生するおそれもあるとして、トレンドマイクロでは注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/07/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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