深刻度「重要」4件の更新プログラムを公開 - マイクロソフト
マイクロソフトは、7月のセキュリティ更新プログラム4件を公開した。同社が4日に公開した予告どおり、いずれも深刻度は「重要」となっている。
DNSクライアントやサーバの脆弱性を解決する更新プログラム「MS08-037」では、2件の脆弱性へ対処したもの。この脆弱性は、攻撃を受けた場合、ドメイン名の解決が正しく行われず、不正なサイトへアクセスするおそれがある。
更新プログラム「MS08-039」では、「Microsoft Exchange Server」の「Outlook Web Access(OWA)」において、セッションデータへのアクセス権を取得される脆弱性2件を解決。
「MS08-038」では、Windows VistaやWindows Server 2008が影響を受けるWindowsエクスプローラの脆弱性に対するプログラム。特殊な条件下で細工されたファイルを開いた際にリモートでコードが実行される問題を解消した。
また第三者によりコードが実行され、コンピュータが乗っ取られるSQLサーバの脆弱性を解決する「MS08-040」では、4件の脆弱性に対応した。一部製品では手動で更新プログラムを適用する必要があるため注意が必要となる。
2008年7月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS08-jul.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2008/07/09 )
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