IE 6の未パッチ脆弱性「クロスドメイン」の検証レポートを公開 - NTTデータ・セキュリティ
NTTデータ・セキュリティは、Internet Explorer 6に見つかったクロスドメインの脆弱性に関する検証レポートを取りまとめ、公表した。
本来、異なるドメイン間でスクリプトはセキュリティ上実行できないが、IE 6のウインドウオブジェクトのプロパティにおいて入力検証処理に脆弱性があり、Cookieが取得されるなど被害に遭う可能性がある。JVNにおいても、6月末に実証コードが公表されているとして注意喚起を行っている。
同社では、今回の脆弱性について検証システムを用意して具体的な内容を紹介。スクリプトが埋め込まれた悪意あるサイトから信頼できるサイトへアクセスさせ、Cookieを取得した上で不正サイトへURLとして送信される一連の流れを詳しく解説している。
同社では、信頼できるサイトに脆弱性が存在しなくても不正にデータを取得され、Cookieがなりすましなどに利用される可能性があると脆弱性の深刻さを指摘。不審なメールやウェブサイトへのアクセスを控えたり、アクティブスクリプトの無効化、IE 7へのアップデートなど対策を取るよう呼びかけている。
NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/
(Security NEXT - 2008/07/08 )
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