Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

税務情報を地元の不動産業者へ漏洩 - 可児市職員が逮捕

岐阜県可児市の職員が、税務情報を市内の不動産業者へ漏洩したとして、地方税法違反容疑で6月24日に逮捕された。

今回逮捕されたのは、健康福祉部いきいき長寿課に在職する男性職員。2001年4月1日から2006年3月31日まで同職員が税務課長を務めた間、パソコンに保存された「課税台帳兼名寄帳」から4人分の固定資産税額や土地の評価額などを取得。市内の不動産業者へ提供した容疑で、不動産業者の男性も逮捕されている。

同職員へ警察による任意の事情聴取など行われ、同市でも調査を行っていたが、内部調査では全容把握が困難として、5月30日に同職員について刑事告発を行っていた。

(Security NEXT - 2008/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
非常用個人情報を電車に置き忘れ、車庫で回収 - 静岡市
ユニフォームに個人情報入りメモリ、洗濯業者から回収 - 関越病院
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
市内4校で端末紛失、一部で保存データが不明 - 葛飾区