Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットはがき「e便」で一部顧客情報が流出 - 検索エンジンで閲覧可能に

ピー・エフ・ビーは、ネットはがきサービス「e便」において、一部顧客情報がインターネット上で漏洩したと発表した。

会員が作成したハガキのデータが、2008年1月3日から5月26日までインターネット上から閲覧できる状態となっていたもの。5月21日に検索サイトに個人情報が掲載されているとの連絡を顧客から受け、問題に気が付いたという。

送信相手の宛名や勤務先、役職、住所、電話番号、メールアドレスなど個人情報439件が登録されており、問題の期間に237件のアクセスが行われていた。

送信先を一括登録のため、データをアップロードする際に、一時的にバックアップデータが保存され、通常作業後に削除される仕様だったが、正常に削除されず、さらにアクセス制限がかかっていなかった。

同社ではデータの削除やシステムの改修を実施。検索サイトへキャッシュデータの削除を依頼し、削除を確認した上で顧客へ謝罪した。また経済産業省へ事故の報告を行っている。

二次被害の報告などは受けていないが、同社では引き続き検索サイトのキャッシュについて監視を実施するとしている。

(Security NEXT - 2008/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
メール記載のリンク先を誤設定、個人情報が流出 - 岐阜県
案内メール誤送信で顧客のメアド流出 - 東京サマーランド
神戸市、個人情報の不正操作で職員処分 - 保険料増額の通知から発覚