セキュア環境実現する国産VMソフトのアルファ版を公開 - 筑波大
筑波大学は、セキュリティ向上を目的とした仮想マシン環境を実現するソフトウェア「BitVisor」を開発し、アルファ版を公開した。
同ソフトウェアは、「Windows」や「Linux」など、ゲストOSが動作する仮想マシン環境を実現するソフトの開発初期版。ゲストOSの入出力内容を監視、暗号化することで、ストレージやネットワーク,ID管理など、ゲストOSに依存しない独立したセキュリティ環境を導入できる。文部科学省で採択された研究課題として、同大を中心としたセキュアVMプロジェクトが開発を進めている。
同ソフトでは、最低限必要な入出力のみ監視、仮想化する準パススルー型アーキテクチャを採用。コア部分のソースコードは約2万行と軽量で、オーバーヘッドの低減やセキュリティの向上などを実現したという。
今回公開されたのは、VMMコアのバイナリとソースコード、およびVPNクライアントのソースコードで、プロジェクトのウェブサイトよりダウンロードできる。
同プロジェクトでは、同ソフトについて「日本発のオープンソースソフトウェアとして育てていきたい」としており、今後も各方面の意見などを参考にしながら引き続き開発、公開を進める予定。
(Security NEXT - 2008/03/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み