Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報含む消防庁の廃棄ハードディスクが中古市場に流通

東京消防庁が廃棄したパソコンのハードディスクが、中古品量販店で販売されていたことがわかった。問題のハードディスクには、2500人分の個人情報が含まれていたという。

同庁では、業務委託先である日立制作所を通じてパソコンの交換を実施したが、その際に廃棄パソコンに含まれていたハードディスクが、業務データを含んだ状態で中古量販店へ流出したもの、同ハードディスクを購入した男性からの連絡で1月14日に判明した。

パソコンの修理交換を行った日立製作所によると、委託した子会社が再利用は不可能と判断し、リサイクル目的で資源リサイクル業者へ売却。その後同業者から外部へ誤って持ち出され、中古品量販店に流通したという。

同ハードディスクは、以前武蔵野消防署境出張所で使用されており、管轄下の住民や署員の個人情報2500人分が含まれていた。発覚した同日中に日立製作所が回収している。

(Security NEXT - 2008/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
佐川急便の会員サービスで不正ログイン - アクセスを一時制限
開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
国勢調査員がチラシ配布中に調査世帯一覧を紛失 - 野々市市
個人情報含むメールを委託業者へ誤送信 - 名古屋市
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を