検索結果上位10件の3割が不正サイト - トレンドマイクロ調査
サーチエンジンの上位表示に食い込む不正サイトが増えている。昨年のクリスマス時期には、検索結果の上位10件において、3割から4割が不正サイトだったとの報告も寄せられている。
トレンドマイクロが、2007年12月のウイルス被害状況などを取りまとめたもの。本来上位表示されるべき内容ではないサイトが、検索結果の上位に表示される「SEOポイズニング」が発生している。同社がクリスマス商戦に関連する「Christmas」や「gift」などの検索結果を調べたところ、最初の10件のうち3割から4割が、不正プログラムをダウンロードさせるなど問題あるサイトだったという。
一方、ウイルスの被害報告数は3485件で、11月からほぼ横ばい。ただし上位10種の半数が先月から入れ替わるなど、今月も被害の分散化の傾向が強く現れている。
ウイルスランキングにおけるトップは、ランク圏外から登場したトロイの木馬「TROJ_CONHOOK」。先月1件のみだった被害が30件へ跳ね上がった。また2位の「TROJ_WINKO」についてもランク外から登場したものだった。3位は先月と変わらず「HTML_IFRAME」だった。
(Security NEXT - 2008/01/10 )
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